ゆきのうらの個人的記録 〜グランマのしょうゆ〜

2016/09/02

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(この車のうしろが、通称「しょうゆ小屋」。……屋根には愛猫マメ氏である。)

 

朝から雨音が響く一日。時折、裏庭から愉快な笑い声が聞こえる。しょうゆ作りの季節だ。僕と家族が住むゆきのうら(雪浦)では、近所のグランマたちが共同で一年分のしょうゆや味噌を仕込む風習がある。暑さが落ち着いてきたこの季節に、僕らが借りて住んでいる家の裏庭に佇む、通称「しょうゆ小屋」にグランマたちが早朝からやってきては、煮炊きをして帰っていく。そんな日が三日ほど過ぎると、裏口の戸が開いて、「(水や電気を)使わせてもらったお礼です」と透き通るような色のしょうゆや、前の年に仕込んだ味噌をお裾分けしてくれる。(元々はこのグランマの生家なので、こちらこそ住まわせて頂きありがとうございます! なのである。感謝感謝。)

 

このしょうゆ、見かけと違って強烈に……辛い。辛過ぎる。そう、しょうゆは塩だ。なめてた。なめたらしょっぱかった。うおーーーとか思わず叫んだ。
市販のしょうゆとは別次元の調味料「グランマのしょうゆ」は、我が家では薄口、濃口を飛び越えたポジションにいる。

 

(……途中、妻が思い立ったように髪を染め始め、サポートしてほしいとお願いされ中断。二人で美容師コントが始まる。予定時間をオーバーしたので、執筆終了。)

 

※記録には残らないような地域のことも、気付いたら書いておこうと思います。