伝えなきゃいけなかった

2014/03/31

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単純に自分の中での気持ちの持ちようだと思うのだけど、言葉をつらつらと書けなくなってしまい(書かなくなってしまい)約3年。今日のさっきのさっきまで「書けない」と思っていたのだけど、えいやっとまた葉と根(このブログです)を始めます。はい。変に完璧主義の悪い癖が出てました。今日と明日で言う事が違うかもしれませんが、日々思考も変わるということでご了承を。
さて、という訳で(なんの訳だか)文体もまだ定まりませんが、「書かない」とか「書けない」とか言って殻に閉じ籠もってしまったのは、実はとても傲慢だったと、先日妻のヨガスタジオに来てくだすった才田春光さんともお話しして気付かされた訳でして。こんな会話がありました。「わたし達の服をひとつとって見ても、そのボタン、その生地、その柄、その色、その縫製、そのデザイン、皆知らない誰か一人一人のアイデア(考え)の積み重ね。それを出し惜しみせずに伝えあったからこそ、今あなたが着ている服になっている」と。
みんながみんなそれぞれの違う道を歩んでいってて、体験を通して気づいたり、日々感じたりするもの、発見したものやこと。それは皆の為にも、そして自分の為にも、「伝えなきゃいけなかったんだ」。という事に、周囲の気掛けてくれる人達のお陰でようやく遅まきながら気づいた今夜。こうしてシンデレラのごとく、0時を針が指す前に(3月中ってことね!)書かんばいかん!とタイピングしている古賀正裕デザインなのです。伝えなきゃいけなかった。ありがとう。も、ごめんなさい。も、でも大好きです。も。
※写真は諏訪神社横の公園内に佇む池原かわかの石碑と2月の梅。江戸後期の本木昌三の活版活字の母型製作に置いて、ひらがな活字の元となる種字を書いた国学者や歌人とも説がある長崎の隠れた偉人です。